2008年3月17日月曜日

オルフ: カルミナブラーナ - ライトナー指揮, ケルン放送交響楽団


[タイトル] Orf: Carmina Burana(オルフ:カルミナ・ブラーナ)
[作曲者] Orf, Carl(カール・オルフ (1895-1982) )
[指揮者] Ferdinand Leitner(フェルディナンド・ライトナー)
[楽 団] Kölner Rundfunk-Sinfonie-Orchester (ケルン放送交響楽団), Der Kölner Rundfunkchor(ケルン放送合唱団), Tölzer Knabenchor(テルツ少年合唱団)
[ソリスト] Ruth-Margret Pütz (sop)(ルース-マルグレート・ピュッツ (ソプラノ) ), Michael Cousins (ten) (ミヒャエル・コリンズ (テノール) ), Barry McDaniel (bar) (バリー・マクダニエル (バリトン) ), Roland Hermann (bs) (ローランド・ヘルマン (バス) )

[レーベル] ARTS ARCHIVES, 43001-2
[録 音] 1973年ケルン西ドイツ放送局スタジオ, 2003年24bit/96kHzリマスタリング

* 画像は オンラインカタログ のものを拝借した。

[お気に入り度] ★★★★★

[曲目紹介]
言わずと知れた カルミナ・ブラーナ 。詳細は、Wikipedia日本語版の記事 を参照されたい。

[演奏]
本盤のポイントは、作曲者自身による録音許諾を得ているところだろう。いわゆる自作自演ではないが、それに類する内容といって良さそうだ。オケは定評のあるケルン放送交響楽団だが、高い技術力で良くまとまっている。各ソリストのソロも、パワフルで、情緒的で、美しい。いわゆる「定番」ではないが、「カルミナ・ブラーナ」の1つの完成形ではないかと思う。以下の通り、音質面での不満はあるが、そんなことはどうでも良いと思わせるだけの魅力がある1枚だ。初めて「カルミナ・ブラーナ」に触れる人にお勧めするものではないが(これは音質面での問題)、好きな人は聴いておいて損のない内容といえるだろう。少なくとも、個人的にはいちばん好みの演奏だ。

[録音]
惜しむべくは、音質の悪さだろう。1973年なのでもちろんアナログ録音なのだが(24bit/96kHzでデジタルリマスタリングされている)、音の厚みに欠けてバイオリンの音が刺激的になっている。中低音は若干不明瞭だ。最新のデジタル録音には敵わないまでも、もう少し高音質なら良かったのだが。スタジオ録音のようだが、残響は比較的長く、多い。

2008年3月16日日曜日

レスピーギ: 「教会のステンドグラス」、「ブラジルの印象」、ロッシニアーナ - ジョアン・ファレッタ指揮; バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団

[ タイトル] Respighi: Church Windows (レスピーギ:教会のステンドグラス、ほか)
[作曲者] Respighi, Ottorino (オットリーノ・レスピーギ (1879-1936) )
[指揮者] JoAnn, Falletta (ジョアン・ファレッタ)
[演奏] Buffalo Philharmonic Orchestra (バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団)
[レーベル] NAXOS, Italian Classicsシリーズ, 8.557711
[録音]2006年3月20日, 21日

* 画像はNAXOSの オンラインカタログ から拝借した。なお、同リンク先で試聴できる。

[お気に入り度] ★★★☆☆

[曲目紹介]
  • Vetrate di chiesa (Church Windows) ( 交響的印象「教会のステンドグラス」
    レスピーギの作品の中で、最も豪華絢爛なものの1つ。トランペットが2本、舞台袖に配置されている他は、おおむね標準的な編成だが、ゴング(銅鑼)が3種類使い分けられたり、オルガンが加わったりという特徴がある。オケ版の録音は多くないが、吹奏楽の世界ではハイレベルなバンドが取り組む曲として有名。
  • Impressioni brasiliane (Brazilian Impressions) ( 組曲「ブラジルの印象」 )
  • Rossiniana (管弦楽曲「ロッシニアーナ」)
[演奏]
あまりメジャーな指揮者/楽団ではないが、CD化されている音源が少ない曲目なので、ライブラリを充実させるという意味では重要な1枚だろう。
演奏は、全般に丁寧で安定している。「教会のステンドグラス」の第2曲「大天使聖ミカエル」のように、譜面自体がド派手な演出になっているものでも比較的落ち着いた演奏をしていて、勢いに任せてしまってはいない。しかし、逆に、歌わせ方が不十分に感じられるという側面もある。全部の音が丁寧すぎて、メリハリに欠けるというか、感情の沸き上がりが見えにくいという仇があるようだ。もっとも、これは好みの範疇の問題だろう。
いずれにせよ、安心して聴くことのできる1枚といえるだろう。十分に元のとれる内容といえそうだ。

[録音]
廉価版レーベルだが自前でレコーディングを行っているNAXOSだが、最近はその技術も向上してきたようで、申し分ない。欲をいえば中高音のキレがもう一声あっても良いと思われるが、充実した中低音が下支えになっていて、バランスは悪くない。しかし、解像度感は平均的。ダイナミックレンジは、中高音のパワーが弱い分、少し狭く感じられる。空間表現も取り立てて良い部分はないと思われるが、十分に楽しめる。総じて安定した録音で、これといってアラもないが特別見るべき部分もないという印象。